建物全体が内装デザインの機能を果たすようにと、明るくて開放的な内装はあえてミニマルなデザインを採用しています。大きな窓からは、松島(ソンド)の海と海を取り囲む森の絶景が見渡せます。コンクリートの仕上げによって、屋内と屋外の空間の結合のようなものも感じられます。
打ちっぱなしのコンクリートの建物に命を吹き込むため、色とりどりのフリッツ・ハンセンのプロダクトが選ばれました。その中でも、ステイトメントピースとして目を引くのがアルネ・ヤコブセンのドロップです。カフェでは、薄いピンク色をまとったドロップが美しく配されています。この椅子は、座る人の体を包み込む感覚からインスピレーションを受けていますが、ヤコブセンならではのデザインによって体の自由な動きと唯一無二の座り心地のよさを両立させています。
同じくヤコブセンがデザインしたアリンコチェアも、カフェを彩る繊細で特徴的なプロダクトです。この他のエリアでは、エレガントで曲線的なナップチェアやアルファベットソファ、アップサイクル素材を使ったN02™、プルラリステーブル、プランナーテーブルといったフリッツ・ハンセンのプロダクトが使用されています。